狭山市立教育センター

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6月所感
      
    

高い目標を設定することの大切さ

         


                 狭山市立教育センター
所長   新井  忠洋
 今、7月27日から始まる、第30回夏季オリンピックに向けたバレーボールの最終予選が行われています。先日は、まず女子チームが3大会連続11回目のオリンピック出場を決めることができました。ただ、試合後の監督はじめ選手の顔は、出場を決めた喜びの顔ではなく、悔しさいっぱいの顔でした。それは、彼女たちの目標が、オリンピックに出場することではなく、オリンピックでメダルを獲得することに設定されていたからなのでしょう。

この高い目標設定については、『学問のすすめ』を著した福沢諭吉も、次のように記しています。

【心事 高尚ならざれば 働きもまた高尚なるを得ざるなり】

夢や目標は大きく高く持つことが大切です。志が低ければ、行動や努力もそれに見合ったものになってしまい、大した事は達成することはできないでしょう。志が高ければ高いほど、行動も積極的になり、努力も大きなものになるはずである。その結果、たとえ全てが叶わなくても、想像以上に成長し達成度も高い自分に気づくはずです

 今回、納得がいかない状況で獲得したオリンピック出場ですが、まだ目標半ば。大会本番で は、目標達成に向けた熱いパフォーマンスが見られることと期待しています。

子どもたちも同じことが言えるのではないでしょうか。それぞれ発達段階に応じて、設定する目標は異なるとは思いますが、自分が目指すべき姿をイメージすることはとても大切だと思います。(福沢諭吉が記したように、できるだけ高く) そして、学校や家庭、地域は、子どもたちの目標達成のために努力している姿を賞賛し、意欲を高めていくことに力を傾注していきたいものです。                      

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