道庁所在地
札幌(さっぽろ)市

七光星を図案化。
開拓精神と未来を示す
[道の木:エゾマツ]
[道の花:はまなす]
[道の鳥:たんちょう]
面 積
83,511 km2
(47都道府県中1番広い面積)
(日本の面積の1/5)
人 口
5,383,579人
平成28年10月10日現在
人口密度
72人/km2

気候の特徴
平均気温
(札幌)
7.8度(最高21.7 最低-5.1)
年降水量
(札幌)
1,141mm
特記事項 ・気候は冷帯に属し、梅雨がない
・内陸部は大陸性の気候となる
・根室、釧路など道東太平洋岸では濃霧の影響を
 うけ6月〜8月の3ヶ月間の霧日数は50日を
 超える。
・オホーツク海沿岸には1月中旬頃から3月下旬
 まで流氷が接岸し、定着氷となる。
自然環境
・世界一の透明度競う(ロシア、バイカル湖)をほこる摩周湖
・温泉と活火山(有珠山、昭和新山)
・ラムサール条約によって保護されている釧路湿原
・ヒグマ、エゾシカ、タンチョウ、オオハクチョウ
・エゾマツ、トドマツなどの針葉樹林
代表的な都市
函館・旭川・釧路・小樽・室蘭・根室・稚内・網走
歴史・人物
 江戸時代までは蝦夷地とよばれ、アイヌ人が中心に生活していた。
江戸時代の終わりに、伊能忠敬が蝦夷地を探検し、詳細な地図を作製し
人々の知るところとなる。明治に入り、屯田兵や本州からの移民により
開拓が行われ、広い大地を利用して、本州にはない大規模な農業が発展
することになる。
 江戸時代、松前藩がアイヌ人との交易を一手に行っていたが、松前藩
の役人などの不正も多く、これに反対したアイヌ人のリーダーである
シャクシャインが1669年に松前藩と戦った。
 1792年鎖国中の日本にあって根室に来航したラクスマンや、明治にな
って札幌農学校(現北海道大学)設立に努力したクラークなどが北海道
との関係で知られている。かつて開拓使に雇われていた地質学者のアメ
リカ人ライマンは北海道を「眠れる森の美女」に例え、眠りは永かった
けれど目覚めた後に急速な進歩を遂げたことを比喩した。
 1869年7月、開拓使が設置され、8月15日蝦夷地を改め、北海道と
命名。道名の由来は、松浦武四郎が考えた案のうちの1つで「北加伊」
を「北海」に当て字して、東海道などにならって道をつけた。「加伊」
は蝦夷の音読み「カイ」からきている。
 1871年札幌に開拓使がおかれ、1886年に北海道庁が設置された。なお
札幌とは、アイヌ語でサッポロベツ(乾いた大きな川)から転訛したも
の。
 *クラーク博士→「少年よ大志をいだけ」の言葉で有名
伝統文化
○アイヌ文化
産 業
 かつては夕張などの炭坑(石炭の採掘)がさかんであったが、エネル
ギー源が石油中心になり衰えてしまった。
 自然を生かして、大規模な酪農や牧畜、じゃがいもやタマネギなどの
農業生産は全国でも有数。その他、北洋漁業が盛んで、水揚げ量は全国
一位。また、林産資源も豊富で林業やこれにともなう、パルプ、製紙業
も盛んである。
 石狩平野では米の生産、十勝平野では畑作が中心、根釧台地などでは
酪農や牧畜が盛んである。日高地方は競走馬(サラブレッド)の生産牧
場が多くみられる。
 ・石狩平野の稲作、十勝平野の畑作、根釧台地の酪農
特産物
○豊かな海産物(カニ、ウニ、昆布、鮭、マス、タラ)
○てんさい、大豆、たまねぎ、じゃがいも、にんじん、小麦、米
○新巻鮭
○木彫りの熊
○バター飴
○阿寒湖にはマリモがみられる。
○札幌ラーメン(みそ味)
観光地
○北海道全域のスキー場
○知床観光・流氷祭り
○網走刑務所
○登別温泉・函館の夜景・小樽の運河
祭・イベント
○さっぽろ雪祭り
○ばんえい競馬
○江差追分
その他
[課題] 北方領土問題
    北洋漁業
    「試される大地」というキャッチフレーズで北海道の可能性や
    次の時代に果たす役割などをイメージしたキャンペーンも展開
    している。

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