校訓 「高く 正しく 強く」

第8号 平成26年11月4日発行   校長 関田重雄

全国学力・学習状況調査結果について(中央中学校)
1 概要 (1) 調査の目的 本調査は、全国の小中学校を対象にした調査であり、目的は、「義務教育の機会均等とその水準の維持向 上の観点から、全国的な児童生徒の学力や学習状況を把握・分析し、教育施策の成果と課題を検証し、そ の改善を図るとともに、学校における児童生徒への教育指導の充実や学習状況の改善等に役立てる。さら に、そのような取組を通じて、教育に関する継続的な検証改善サイクルを確立する。」(文部科学省実施 要領より)となっています。本校では、この趣旨に基づき、調査結果を踏まえ、教育指導計画等を検証し 改善を図り、児童生徒への学習指導のより一層の充実に努めてまいります。さらに調査結果の概要を保護 者並びに地域住民に示すことにより、本校の児童生徒の学力と学習状況及び現状と向上策にご理解をいた だき、今後も引き続き、学校教育に対するご協力とご支援をお願いするものです。 なお、この調査により測定できるのは、あくまでも学力の特定の一部分であり、この調査から得られたこ とが全ての教育活動を評価するものではないことをご理解ください。 (2)実施月日  平成26年 4月22日(火) (3)実施学年  第3学年 (4)実施教科等     国語A(主として「知識」に関する問題) 国語B(主として「活用」に関する問題)     数学A(主として「知識」に関する問題) 数学B(主として「活用」に関する問題) (5)質問紙調査(学習意欲、学習方法、学習環境、生活等に関する調査) 2 考察 (1)【国語・数学の平均正答率】について 【国語A・B】 ・Aについて;本校の平均正答率は、全国・埼玉県・狭山市の平均を3〜4ポイント程度上回っている。   ・Bについて;本校の平均正答率は、全国・埼玉県・狭山市の平均を6ポイント程度上回っている。  【数学A・B】 ・Aについて;本校の平均正答率は、全国・埼玉県・狭山市の平均を3〜4ポイント程度上回っている。 ・Bについて;本校の平均正答率は、全国・埼玉県・狭山市の平均を5〜6ポイント程度上回っている (2)【質問紙調査】について 良い点(全国・埼玉県の平均と比較して) @新聞をよく読み、地域のことに関心を寄せている。学校の規則はよく守っている。 A復習をよくやっている。授業中は分かるように、根拠を理解する等工夫している。 B友達との約束は大切にしている。困ったことは友達に相談することが多い。 C分からないことは友達に聞くことが多く、クラスで協力して成果を挙げた経験を多く持っている。 D今回のテストでは最後までやり通そうと努力した。 課題のある点(全国・埼玉県の平均と比較して) @ゲームやインターネットを長い時間やっている子が多く、家庭学習の時間はやや少ない。 A国語・数学の勉強は、大切だとは思っているが好きではない子が多い。 B他人に自分を理解してもらおうとする表現は苦手である子が多い。 C先生に悩みを聞いてもらっていると思っている子は少なく、分からないことを先生に聞く子は少ない。 D学校を楽しいと思っていない子が若干いる。 3 考察  本校の3年生の学力調査の結果が、国語・数学共に大変良好であったのは、@学校の決まりを守って いる子が多い。A最後までやり通そうと努力した子が多い。B普段から問題意識をもって授業に臨み、 復習をよくしている子が多い。等が成果を生んだと考える。やはり真面目に取り組む学校の雰囲気が一 番大切であると思う。今後の課題としては、@先生と生徒との信頼関係づくり、A家庭学習の量の定着 化、B学校が楽しいと感じる生徒を100%にする等、テスト正答率の結果だけではなく、対応を考え なければならないことが数多くある。今後具体的な対応策に基づいた取り組みを実施していきたい。