1 はじめに
先月、全国学力学習調査の結果が発表されました。この調査は3年生が対
象で、今年は国・数・理の3教科で実施されました。結果は 2 概要 にあ
るとおりです。どの都道府県も市町村も学力の向上を目指している昨今では
ありますが、学校は学習活動にほとんどの時間を費やしています。学校が、
生徒の学力を向上させるのは当たり前なことでありそのことのために教職員
が努力し続けることは極めて当然のことであります。ただ、それだけで事足
れりと考えていると、教師の心も生徒の心も貧しくなってしまいます。学校
というところは、やはり思いやりの心や感謝する心を互いの人間関係の中か
ら作っていくところであるという事も忘れてはいけないと思っております。
なお、この調査により測定できるのは、あくまでも学力の特定の一部分であ
り、この調査から得られたことが全ての教育活動を評価するものではないこ
とをご理解ください。
2 概要
(1)実施月日 平成27年 4月21日(火)
(2)実施学年 第3学年
(3)実施教科 国語A 国語B 数学A 数学B 理 科
(4)質問紙調査 学習意欲、学習方法、学習環境、生活等に関する調査
3 実施教科における全国・埼玉県・狭山市の平均正答率
平均正答率 | 国語A | 国語B | 数学A | 数学B | 理 科 |
全国 | 75.8 | 65.8 | 64.4 | 41.6 | 53.0 |
埼玉県 | 74.9 | 64.7 | 63.2 | 40.4 | 51.6 |
狭山市 | 73.8 | 63.4 | 61.6 | 38.7 | 50.6 |
中央中 | 76.0 | 64.7 | 64.8 | 41.9 | 56.5 |
4 考察
(1)【国語・数学・理科の平均正答率】について
【国語A・B】
・Aについて;本校の平均正答率は、埼玉県の平均を1ポイント程度上回っている。
・Bについて;本校の平均正答率は、埼玉県の平均と同程度である。
【数学A・B】
・Aについて;本校の平均正答率は、埼玉県の平均を2ポイント程度上回っている。
・Bについて;本校の平均正答率は、埼玉県の平均を2ポイント程度上回っている
【理科】
・本校の平均正答率は、埼玉県の平均を5ポイント程度上回っている。
【良い点】
@早寝・早起き・朝ごはんが出来ている。
A学校の規則はよく守っていて、授業中集中して取り組んでいる。
B人の役に立てる人間、人の気持ちが分かる人間になりたいと多くの生徒が思っている。
C自尊意識(自分にはよいところがある)が高い生徒が多い。
【課題のある点】
@家庭学習の時間はやや少ない。
A他人に自分を理解してもらおうとする表現は苦手である生徒が多い。
本校の3年生の学力調査の結果が、国語・数学・理科共に良好な結果であ
ったのは、
・学校の決まりを守っている生徒が多い。・最後までやり通そうと努力した
生徒が多い。・普段から問題意識をもって授業に臨み、復習をよくしている
生徒が多い。等が成果を生んだと考える。やはり真面目に取り組む学校の雰
囲気が一番大切であると思う。
*埼玉県が独自に行った学力学習状況調査の平均正答率の結果につきまして
は、本校ホームページをご参照ください
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